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二人は飲み、かつ食べ、ゴンドールとその風俗習慣について語るかと思えば、次にはホビット庄とピピンが見てきた変わった国々について語るといった具合でした。そして語るにつれて、ベレゴンドはいよいよ驚き、いや勝る驚嘆の色を浮かべて、腰かけにすわって短い脚をぶらぶらさせたり、狭間越しに下の景色を眺めるのに腰かけの上で爪先立ったりするホビットを眺めるのでした。
(参考文献:指輪物語 王の帰還 上巻/J.R.R.トールキン 著/瀬田 貞二 訳/評論社文庫)
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